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みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史

読書をしているので、また紹介しておきます。
どうも高良です。

IT業界の人ならこのシステム統合の話は聞いたことがあると思います。
サブタイトルに史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」とある通り
規模の大きなプロジェクトでした。

この本で推計されているの数字で言えば
  工数:35万人月
  金額:4,000億円半ば
という規模になってます。

35万人月って、35人のエンジニアが専属でやって、10,000ヶ月かかるってことなので
どれほどの規模感か分かると思います。
あまりに終わらないので、「IT業界のサグラダファミリア」って呼ばれてたのは
記憶に新しいところです。(ネーミングセンスが絶妙)

この本は、そのプロジェクトの背景も詳しく書かれているので、銀行のシステムや
ITが分からない人が読んでも面白い内容になってます。

「3度目の正直」とあるくらいなので、前の2回があったんですが
それは、「統合したとき」と「東日本大震災があったとき」になります。
なぜその時にきっかけがあったのに出来なかったのか。。。
詳細は本を読んで欲しいのですが、
2回めの大規模障害に対して、この本ではこう表現されています。

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大規模システム障害が起こる前に古い勘定系システムを刷新できなかったのは、
みずほ銀行の情報システム部門が怠けていたわけでも、その下で作業していた
システム開発会社に落ち度があったわけでもない。
「このシステム障害は、経営の失敗そのものだ」。2011年3月にみずほFGが
引き起こした2度目の大規模障害を、企業情報システムの専門誌である
「日経コンピュータ」はこう評した。
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とあるように、要は情報システムに関する設備投資や必要経費に対して
経営層の理解がないために刷新することを決断できずに、古い(1988年)
システムを使い続けてきたこと、担当者の変更の際の引き継ぎやマニュアル化
がされていなかったために起こったことで、これは起こるべくして起こった
システム障害であると言えます。
(実際、金融庁からの業務改善命令もそういう内容だったようです)

これは銀行に限らず、どの環境でもある問題だと思います。

「何も起こってない、何も生み出していないものにお金をかけない」
という考えなのだと思いますが、運用・保守している身からすると
何も起こらないように日々監視を行い、何かあればすぐ対応することを
やっているんだと考えています。

まー、こういう話は大なり小なりこの業界ではあるあるだと思います。

結果、2019年7月に移行を完了したのですが、19年はその移行のためにATMがよく
止まるというメンテナンスがありました。
その当時のみずほユーザ(だと思いますが)が作成した、映画の予告風パロディーが
あるので、それをみて実際ユーザ側がどんな心持ちだったか察して頂ければと思います。

これが良く出来てるw

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